前に書いた記事で、私は「経済の最下層(レイヤー0)は暴力(物理)である」という、かなり殺伐とした話をしました。
「ビットコインの暗号技術も、5ドルのレンチで殴られる痛み(暴力)には勝てない」
自分で書いておいて何ですが、この結論にたどり着いた時、ふと虚しくなったんです。「結局、暴力が最強なら、私たちが必死に資産を築くことに何の意味があるんだろう?」と。
そこで、AI(Gemini)とこんな議論をしてみました。
「そもそも、『資産を持っている(所有)』って、物理的にどういう状態のこと?」
今回は、この問いを突き詰めた先に見えた、ちょっと衝撃的で、でも不思議と心が軽くなる「所有の正体」についてシェアさせてください。
「持っている」とは、ドアを押さえ続けること
まず、「これ俺のもの!」って言っている時、物理的に何が起きているのか考えてみたんです。
例えば、机の上にコインが散らばっているとします。どれが誰のかわかりません。これは物理学でいう「エントロピーが高い(無秩序な)」状態です。
そこで私が、自分のコインだけをかき集めて金庫に入れ、鍵をかける。これで「区別」がつきました。これは「エントロピーが低い(秩序ある)」状態です。
物理学には「マクスウェルの悪魔」という思考実験がありますが、つまり「所有」とは、自然に任せれば散らばってしまうものを、「ここから入るな!」とエネルギーを使って仕切り続ける行為そのものなんです。
こう考えると、「所有」の定義が変わります。
- × 所有 = 金庫の中にある状態(静的)
- 〇 所有 = 金庫の扉を必死に押さえ続けている労働(動的)
そう、私たちは「所有者」というより、エントロピーという自然の力に抗ってドアを押さえている「警備員」に過ぎないのかもしれません。
人間という「セキュリティホール」
「でも、鍵(パスワード)さえ守れば、ドアは開かないでしょ?」
そう思いますよね。私もそう思っていました。でも、ここで前回の「5ドルのレンチ」の問題が再燃するんです。
どんなに強固なデジタル金庫を作っても、その鍵を管理しているのは「生身の人間」です。
物理学的に見ると、人間ってめちゃくちゃ脆いハードウェアなんですよ。 熱にも弱い、衝撃にも弱い。そして何より、「痛み」という信号が入ると、脳内の「秘密を守る」という処理よりも、「死にたくない」という命令が強制的に優先される仕様になっています。
- システム: 数学的に完璧な暗号
- 管理者: レンチ一本でバグる人間
この「結合部分」があまりに弱すぎる。 人間を物理的に攻撃(ハッキング)すれば、結合は外れ、資産は流出します。つまり、「肉体を持っている限り、私たちは真の意味で資産をホールドできない」のです。
国家という「高すぎる警備会社」
「だから警察(国家)がいるんじゃないか!」
その通りです。私たちは自分の肉体が貧弱すぎるから、国家という巨大な「外骨格(パワードスーツ)」をまとって身を守っています。
でも、ここにも物理学的な落とし穴がありました。 「秩序を維持するには、莫大なエネルギーが必要」という熱力学の法則です。
警察を動かし、裁判所を維持し、国を守る。この巨大な冷却装置を動かすために、私たちは「税金」という形でエネルギーを吸い取られ続けます。さらに、足りなくなれば「インフレ」という形でお金の価値(エネルギー密度)を薄められます。
- 自分で守る(クリプト): 5ドルのレンチに怯えるリスク
- 国に守らせる(法定通貨): 維持費で資産が徐々に蒸発するコスト
これって、「強盗に一気に奪われるか」、「警備員に給料として少しずつ渡すか」の違いでしかなくて、結局、手元のエネルギーは減り続ける運命にあるんです。
「完全に減らない所有」なんて、物理的に存在しないんですね。
結論:ブラックホールになるな、恒星になれ
ここまで考えて、私は絶望……するかと思いきや、逆にスッキリしました。
「あ、なんだ。人間は『所有』なんてできないんだ」
そう諦めがついたからです。 私たちは、資産を永遠に貯め込む「貯蔵庫」ではなく、エネルギーが流れていくただの「パイプ(ノード)」に過ぎません。
パイプの中に水を溜め込もうとして詰まらせる(執着する)から、苦しくなるし、レンチで殴られるのが怖くなる。
だったら、「所有(Stock)」することに執着するのをやめて、「変換(Flow)」することに人生の価値を置くべきじゃないでしょうか?
資産(ポテンシャルエネルギー)は、使って初めて物理的な変化を起こします。
- 美味しいものを食べて感動する(脳内の不可逆な変化)
- 誰かを助けて感謝される(社会的なネットワークへの波及)
- 新しい事業を作る(世界への物理的干渉)
レンチで殴られて資産を奪われても、「あの時、最高の体験をした」という記憶(クオリア)や、「世の中に与えた影響」までは、物理的に奪いようがありません。
資産をブラックホールのように飲み込んで守ろうとするのではなく、太陽のように燃やして、光や熱(価値)として放射する。 そうやって「綺麗に燃え尽きる」ことこそが、物理法則に支配された私たちが選べる、唯一の「勝利」なのかもしれません。
※本記事の一部、または全体はGeminiによって生成されています。



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